バクシンヒロイン（2004年生、母カズサヒロイン）

バクシンヒロイン（2004年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したカズサヒロインが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地21戦1勝2着4回。2006年のすずらん賞(オープン)で2着に入った他、2007年の紅梅ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したアンソロジーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月23日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラストベガを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月1日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、2着となった。

12月3日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦1勝）。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた6戦目は、2歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入った。

3歳（2007年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したローブデコルテに半馬身届かず2着となった。

3月3日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月12日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったフミノサチヒメにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

9月30日、中6週で迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

11月24日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月27日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

5歳（2009年）

5月3日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

8月16日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた21戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。