アドマイヤセレス（2006年生、母ホワッツニュー）

アドマイヤセレス（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小惑星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したホワッツニューが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の遠野卯子酉様レース(一般B2九)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,050万円で落札された。

松永幹夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月10日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は406kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月11日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

5月9日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月12日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したシュペルブロマネに半馬身届かず2着となった。

10月19日、中4週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、遠野卯子酉様レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグリフィンアイズに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、中3週で迎えた8戦目は、住田町かっこ花レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた9戦目は、一般B2七（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、サンタハウスGETO杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、大崎市鹿島台互市レース（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた12戦目は、十文字のラーメンレース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

5月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、一般B2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、五月雨賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた15戦目は、早池峰神社例大祭レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、森岳温泉郷レース（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。