マカーリオ（2020年生、母スズカシャーマン）

マカーリオ（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『幸せ』の意味を持つイタリア語圏の人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したスズカシャーマンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年のわし座特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤沢牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村田博司によって1,100万円で落札された。

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

2月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

4月23日、中7週で迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したユハンヌスにハナ差届かず2着となった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月19日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた11戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、気軽に挑戦!ボルダリング賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2024年）

4月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2六七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したロードイモータルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

6月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた17戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のガンモレジェンドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。