コウエイサイクル（1987年生、母サイクルクイン）

Koei Cycle

1987.03.21

コウエイサイクル（1987年3月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時13歳）と交配したサイクルクインが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東 政清。戦績は、中央平地8戦1勝。1989年のひまわり賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

7月30日、デビュー戦は須貝尚介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で須貝尚介騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイティナイナーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で須貝尚介騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（1990年）

5月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で須貝尚介騎手（3戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で須貝尚介騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で須貝尚介騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で須貝尚介騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。