カイシュウサウンド（2006年生、母ビンゴビクトリー）

カイシュウサウンド（2006年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋音、音響」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時8歳）と交配したビンゴビクトリーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大栄牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の福山・高知連携対潮楼シリーズ九戦(一般C3)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月30日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（2009年）

8月2日、約8か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2010年）

4月18日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバッドフォーチュンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月2日、中1週で迎えた4戦目は、福山・高知連携いろは丸シリーズ四戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブレイクショットに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月13日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携対潮楼シリーズ二戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったティアラマドンナから1馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中2週で迎えた6戦目は、福山・高知連携対潮楼シリーズ九戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のステディーガールに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。