ツーエムブルーム（2014年生、母フラワーブリーズ）

ツーエムブルーム（2014年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋開花」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時24歳）と交配したフラワーブリーズが23歳のときに産んだ14番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。主な勝ち鞍は2018年のどんどんまつり特別(一般B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、水谷昌晃によって864万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

8月7日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月17日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月20日、中8週で迎えた3戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2017年）

10月18日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、日高山脈神威岳賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るボニートラボを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテネレッツァをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2018年）

1月20日、中9週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

2月13日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず18着に終わった。

2月24日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

4月22日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、娯楽のグランゼーラ杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパラボラッチョに約16馬身の大差をつけて断トツ人気に応えた。

5月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のジェイケイフージンに5馬身の差をつけて制した。

9月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のソウタロウに2馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

10月9日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、どんどんまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアッコルドに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月15日、中4週で迎えた16戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サンレイウインザーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2019年）

5月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた17戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。