クラスタディケイ（2011年生、母ウィングベガ）

クラスタディケイ（2011年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「クラスタ崩壊」。毛色は鹿毛。種牡馬のノボジャック（当時14歳）と交配したウィングベガが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方8戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マークリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、池谷誠一によって315万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

3月1日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したウエスタンユーノーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月27日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月1日、中4週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月28日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で井上敏樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったセフィーロに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月29日、中4週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったキャンディキーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月20日、中2週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るローブトウショウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のディアエトワールに1馬身3/4の差をつけて1番人気に応えた。

3月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたサンライズムーン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のクラリスに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月9日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月22日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、からす座特別（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。競走中止となった。