マキハタビューティ（1988年生、母カツノロマン）

マキハタビューティ（1988年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時9歳）と交配したカツノロマンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地23戦2勝、中央障害4戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

8月12日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロベルサーチに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、山田和広騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3歳（1991年）

3月24日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のれんげ賞（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はタレてしまい17着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた6戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドイチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

8月11日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた12戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた14戦目は、楠孝志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた15戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月3日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

4歳（1992年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた21戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた23戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた24戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月25日、中5週で迎えた25戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のミカズファーストに3/4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

5月16日、中2週で迎えた26戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。