シゲルジョウム（2008年生、母ハイフレンドモア）

シゲルジョウム（2008年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋常務」。毛色は鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時10歳）と交配したハイフレンドモアが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地30戦2勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、小島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、ヒダカシーサイドファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月5日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

10月16日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

3歳（2011年）

6月4日、約7か月の休み明けで迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登見附島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトムコウクンを豪脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

7月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の鹿屋特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のゴットマスタングに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4歳（2012年）

7月1日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5歳（2013年）

4月27日、約10か月の休養明けで迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

7月28日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた20戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

6歳（2014年）

2月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた22戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた24戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカーバに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

4月12日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の花のみち特別（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず最後はシンコープリンスと並んで8着同着となった。

7月20日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のシンガポールターフクラブ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月21日、中6週で馬体重を前走から38kg増やして迎えた32戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、日向灘特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた33戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。