クロオビ（2004年生、母ヤワラ）

クロオビ（2004年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黒帯」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時8歳）と交配したヤワラが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方4戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の春蘭特別(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤守によって1,050万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月13日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（2007年）

8月9日、約10か月半の休み明けで迎えた4戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップシークワーサ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったコーリングユーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中2週で迎えた5戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月6日、中4週で迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

4歳（2008年）

3月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のナアをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3月21日、中1週で迎えた8戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマヤノダリンカに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルオリエントに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月10日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。