ピコニ（2021年生、母クリスタルストーン）

Piko Ni

2021.03.05

ピコニ（2021年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名(屋号より)+2番目に買った子なので」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時18歳）と交配したクリスタルストーンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石部高史によって1,705万円で落札された。

澤佳宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2023年）

8月18日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したケテンドリームに半馬身届かず2着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、石部高史によって1,705万円で落札された。

澤佳宏厩舎（大井）へ入厩。

9月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳S3のゴールドジュニア（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2024年）

1月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシシノハートに約14馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳Jpn3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月18日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったグロッシェンにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、バロネッサに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、レッドリベルタに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミラーオブマインドをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。