コスモアンジェリケ（2010年生、母ルシファー）

コスモアンジェリケ（2010年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋チューリップの品種名、フランス語で『天使のような』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時8歳）と交配したルシファーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川欽一。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中川欽一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって105万円で落札された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月8日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエドノキミツにアタマ差届かず2着となった。

3月14日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

3月30日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月12日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のムーンストーンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアハッピーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月24日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた11戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライングランに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、霜降特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、千代田区特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた14戦目は、プラタナス特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた15戦目は、仲冬特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4歳（2014年）

1月20日、中2週で迎えた16戦目は、初午特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月3日、中1週で迎えた17戦目は、節分特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた18戦目は、風花特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。