キボウホウ（2008年生、母ゴーテンジョウ）

キボウホウ（2008年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「喜望峰。南アフリカにある岬」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時15歳）と交配したゴーテンジョウが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野表篤夫。戦績は、中央平地4戦0勝、地方20戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年のアタックチャレンジ。

経歴

デビュー前

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月13日、デビュー戦は川島雅人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は422kg。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に終わった。

6月30日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって6着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、サウスワンダーに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月23日、中7週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月7日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアートオブプライドに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のハピネスハンターに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた7戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた8戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月28日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、2歳戦の山本隼也誕生記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタキノナアチャンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

3歳（2011年）

1月23日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオグリシュンコーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

4月6日、中6週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安部幸夫騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレスペクタクルを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安部幸夫騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタキノナアチャンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の金華山特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安部幸夫騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したマルヨキャプテンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた15戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で安部幸夫騎手（8戦4勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月16日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で安部幸夫騎手（9戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオモイカナウを異次元の末脚で3/4馬身差し切って断然人気に応えた。

4歳（2012年）

1月26日、中5週で迎えた17戦目は、端月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で安部幸夫騎手（10戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月29日、中4週で迎えた18戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で安部幸夫騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームメロディに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月18日、中6週で迎えた19戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた20戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた21戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた22戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1九 C2四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は千田洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。