ココクレーター（2020年生、母プルメリアスター）

ココクレーター（2020年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「プルメリアが有名な植物園があるハワイの地名。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したプルメリアスターが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月30日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエメリヨンにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2023年）

2月5日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイシンヤマトに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月18日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月21日、中8週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月8日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るレッドロスタムを豪快な末脚で半馬身差し切って久方ぶりの実戦を物にした。

11月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続でC.ルメール騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したディオスバリエンテにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2024年）

1月21日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続でC.ルメール騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインレイアーをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

3月17日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続でC.ルメール騎手（7戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、3着に終わった。