ブロスオブアボーイ（2006年生、母パワーオブフェイス）

ブロスオブアボーイ（2006年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「いかすやつ」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時16歳）と交配したパワーオブフェイスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、Dr.KCTanによって640.5万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

9月13日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月30日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中5週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

7月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた6戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンダーフリーズに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月9日、中4週で迎えた9戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサルバドールクリスに3馬身の差をつけて優勝

3月26日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、一般C2十七十八（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月16日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十六十七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一12十三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったハオチーザイライに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月24日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2十一12十三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。