キネオダンサー（2011年生、母オールアイキャンセイイズワウ）

キネオダンサー（2011年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ダンサー」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したオールアイキャンセイイズワウが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジャパンフードビジネスによって2,730万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に敗れた。

5月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた11戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイワブレスをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた13戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の遠刈田特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、勝ったイイデフューチャーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月8日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したロングシャドウにクビ差届かず2着となった。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

4歳（2015年）

3月15日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネボニータを半馬身振り切って順当に勝利した。

7月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴージャスガールを半馬身振り切って3勝目を獲得した。

5歳（2016年）

1月9日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初咲賞（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月20日、中7週で迎えた26戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。