テイエムスコール（1990年生、母タケノパール）

T.M.Skal

1990.04.09

テイエムスコール（1990年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のタマモクロス（当時6歳）と交配したタケノパールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武岡牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月14日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

3歳（1993年）

8月28日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のファンドリメンデスに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の川西特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4歳（1994年）

1月30日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた6戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハミングダンサーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。