ファーレンジョー（2020年生、母フーガフューグ）

ファーレンジョー（2020年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「乗る(独)+人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時13歳）と交配したフーガフューグが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンカンファーム。主な勝ち鞍は2023年のところがどっこいの助潮黒ラウ賞(一般C2五)。

経歴

デビュー前

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中8週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

2月9日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

4月27日、中9週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた7戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

7月30日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のいわて北緯40度岩手町賞（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアルマドゥーラ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

9月24日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したヴェリタスを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、ところがどっこいの助潮黒ラウ賞（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るレボロテアールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた16戦目は、C1八組（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したテルテを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2024年）

4月30日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメイショウユフインに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。