ファウストラーゼン（2022年生、母ペイシャフェリス）

ファウストラーゼン（2022年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+芝(独)。芝の魔術師」。毛色は鹿毛。種牡馬のモズアスコット（当時8歳）と交配したペイシャフェリスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。2025年の弥生賞(G2)に勝利した他、2024年のホープフルステークス(G1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、友田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、によって円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月21日、デビュー戦は吉村誠之助騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアロンディに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

12月28日、中7週で迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2025年）

3月9日、中9週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のヴィンセンシオをクビ差振り切って重賞初制覇を遂げる

4月20日、中5週で迎えた5戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

6月1日、中5週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず18着に終わった。