ファカルティー（2000年生、母パーシャンフローラ）

ファカルティー（2000年2月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「能力」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時10歳）と交配したパーシャンフローラが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、地方13戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の一般C1七八。

経歴

デビュー前

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月12日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

10月20日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた5戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた6戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリネンスティンガに3/4馬身届かず2着となった。

1月25日、中1週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では賦性の闘争心でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、勝ったエスユーガーデンにねじ伏せられて約11馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑島靖典騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月12日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1四 C2一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた15戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイアムコウケハイを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

1月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月28日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月16日、中0週で迎えた23戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月16日、中8週で迎えた24戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた25戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、静内町商工会青年部特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた26戦目は、ベガ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。