フレグラントエリア（2015年生、母ベルエアシズル）

フレグラントエリア（2015年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「良い香りの地域」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したベルエアシズルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年のミナト×マチ杯(一般C3一二)。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月3日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

9月2日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4歳（2019年）

4月3日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイクユアハートを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月5日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定戦の慶一郎さん有華里さんご成婚記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったサンゲーリーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中8週で迎えた8戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のキャルフを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

11月22日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアカマにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

1月4日、中5週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したボージャンシーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、ミナト×マチ杯（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではにじり寄るように前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレッカーベルンを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

4月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したオオウサンミャクに半馬身届かず2着に敗北した。

5月12日、中3週で迎えた13戦目は、松蝉賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったブルベアベージュを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月9日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岡村健司騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。