アベニンジュエル（2011年生、母マッチオブジュエル）

アベニンジュエル（2011年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時17歳）と交配したマッチオブジュエルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）スマイルファーム。戦績は、地方17戦5勝2着1回。2014年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

成田明厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2013年）

12月26日、デビュー戦は持原大志騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。馬体重は449kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアルミンダに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2014年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳戦の祝!要&ゆき結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したシンゼンマリリンにクビ差届かず2着となった。

1月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクセレンスウイナを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月4日、連闘で迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイドアミーゴに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のクイーン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は持原大志騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバトルジャングルをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月7日、中1週で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のつばめ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は持原大志騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月9日、連闘で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

6月13日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた12戦目は、3歳戦の孔雀特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソールブリジャンドを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のカッコウ特別（名古屋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のコノハズク特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のほととぎす特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の雷鳥特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。