シャドーウィップ（2000年生、母スタニングブロー）

シャドーウィップ（2000年2月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「闇の中の鞭」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したスタニングブローが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

13歳のとき、三枝牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のコスモスウィープに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月7日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に48kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

11月8日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月28日、中6週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2004年）

4月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月19日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったアイアイサクラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の織姫賞（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月1日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

8月29日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

11月6日、中9週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月13日、連闘で迎えた15戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5歳（2005年）

4月16日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったアインライツを半馬身捉え切れず2着となった。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

10月29日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

6歳（2006年）

2月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。