キュンストラー（2018年生、母マイネグレヴィル）

キュンストラー（2018年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「芸術家(独)」。毛色は芦毛。種牡馬のゴールドシップ（当時9歳）と交配したマイネグレヴィルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ブルースターズファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,000万円（20万×100口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月25日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は388kg。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月24日、中7週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロゼットをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月13日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの北辰特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

10月10日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの松浜特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた9戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4歳（2022年）

1月15日、中7週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた14戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月23日、中7週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

6月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの恵山特別（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月21日、中7週で迎えた18戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

9月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた20戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/不良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月5日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの磐梯山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5歳（2023年）

1月14日、中7週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラスの帆柱山特別（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

1月21日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

3月26日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り雨/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた31戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノファンフェアにアタマ差届かず2着となった。

6歳（2024年）

1月20日、約5か月の休み明けで迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月3日、中1週で迎えた35戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2024年2月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。