エビアンドリーム（1994年生、母ルバンドベール）

エビアンドリーム（1994年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアサティス（当時9歳）と交配したルバンドベールが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリクエストナンバーに半馬身届かず2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたノースサファイア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（1997年）

1月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイドルマキシマムを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月12日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた5戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（1998年）

1月10日、中8週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた7戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、’98フレンドリースパー特別（2）（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた9戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。