フリーパス（1997年生、母サボールランチャー）

フリーパス（1997年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビゼンニシキ（当時16歳）と交配したサボールランチャーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地29戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

13歳のとき、シンユウファームから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月12日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で郷原洋司騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

7月30日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で郷原洋司騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月27日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（8戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月30日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月29日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアップグレードを3/4馬身捉え切れず2着となった。

11月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月18日、連闘で迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナリタプリマに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（9戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

4歳（2001年）

1月13日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（10戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（11戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（12戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（13戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（14戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた21戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（15戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（16戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（17戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

5歳（2002年）

1月26日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた27戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。