カスターニャ（2005年生、母タガノシャーディ）

カスターニャ（2005年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「栗（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時7歳）と交配したタガノシャーディが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は藤井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2009年の一般C31。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤井益美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、武牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、名古屋友豊によって735万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

5月31日、デビュー戦は大江原圭騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

7月20日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

10月5日、中4週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた9戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた11戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャズトレインに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦の9年5月知典・加奈子結婚します（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。