ニシノナーガ（2011年生、母ニシノボナリー）

ニシノナーガ（2011年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋インド神話の蛇の神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時12歳）と交配したニシノボナリーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の風鈴賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

8月4日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は524kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったキンシノキセキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3歳（2014年）

3月30日、約6か月半の休み明けで迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

5月17日、中6週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月21日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月27日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた9戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

9月3日、中4週で迎えた10戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、Aiba中標津開設10周年賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったステラインベレッタに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルナーリンガスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた12戦目は、浜頓別町「スワットン」賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた14戦目は、襟裳岬賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のリスクオンをアタマ差振り切って2勝目を手にした。

11月11日、中1週で迎えた15戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2015年）

1月13日、中8週で迎えた16戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、スタンド3階「優売店」OPEN記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた17戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、ゆきやなぎ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ノースハーモニーに交わされて1馬身半差の2着となった。

3月9日、中3週で迎えた19戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、権現堂菜の花絨毯賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野沢憲彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた21戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた23戦目は、神速賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野沢憲彦騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したメテオストライクにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月15日、中4週で迎えた24戦目は、ハートビートナイター記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野沢憲彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

7月17日、中4週で迎えた25戦目は、風鈴賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のナガラフライトに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

8月3日、中1週で迎えた26戦目は、浴衣賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（7戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、アイディンビューに交わされて2馬身差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた27戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、俊足賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ビオラ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた30戦目は、爽秋賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野沢憲彦騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。