シンガージョン（1992年生、母Jon's Singer）

Singer Jon

1992.03.04

シンガージョン（1992年3月4日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のDixieland Band（当時12歳）と交配したJon's Singerが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦4勝。1994年の京成杯3歳ステークス(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月6日、デビュー戦はA.ムンロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホワイトラブウェイに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月12日、連闘で迎えた2戦目は、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3歳（1995年）

2月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のミナミノバレッツに3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4歳（1996年）

7月13日、約17か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイズミアモンに6馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイカナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月23日、中3週で迎えた7戦目は、甲斐路ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。