タイセイアビリティ（2022年生、母ブラジリアンビューティ）

タイセイアビリティ（2022年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+能力、性能」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーウィールドライブ（当時5歳）と交配したブラジリアンビューティが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は酒井牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林真也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

6月15日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

8月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（2025年）

4月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

6月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

7月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

7月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンジェルラダーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したメイショウハボマイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイルロケットをハナ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。