マンティコア（2020年生、母ヴォルドニュイ）

マンティコア（2020年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代ギリシャにおける怪物の名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したヴォルドニュイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回、地方7戦0勝。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月18日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は496kg。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3歳（2023年）

2月26日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したライジンに3/4馬身届かず2着となった。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大河騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったヘンリーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大河騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田大河騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた8戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサラサビーザベストに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月3日、連闘で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月13日、中9週で迎えた11戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、鳥居坂賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

4歳（2024年）

1月23日、中6週で迎えた13戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、一般B3六（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた14戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月18日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、十貫坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原涼太騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

4月10日、中2週で迎えた16戦目は、山王坂賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原涼太騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた17戦目は、高橋優騎手を鞍上に迎えて、東郷坂賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。