イダエンペラー（2015年生、母アドマイヤセラヴィ）

イダエンペラー（2015年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より＋皇帝」。毛色は青鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時8歳）と交配したアドマイヤセラヴィが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ZhangYidaによって9,072万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

3歳（2018年）

5月6日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダノンパーフェクトにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ヘブンリーデイズに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月12日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ピボットポイントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月2日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアドベントサンデーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月14日、中5週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトータルソッカーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の再度山特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2019年）

4月14日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの長久手特別（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスのベストウィッシュカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5歳（2020年）

1月18日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月10日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、早乙女特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、イスズイーグルに交わされて3馬身差の2着となった。

7月9日、中3週で迎えた19戦目は、小暑特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月6日、中3週で迎えた20戦目は、納涼特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた21戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、花野特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、ひやおろし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、月光特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ホリデーモードに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた24戦目は、てんびん座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワイズセレクションに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

11月11日、中3週で迎えた25戦目は、マダイ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6歳（2021年）

3月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた26戦目は、ムスカリ特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月24日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた27戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、イカナゴ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったコパノライダーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5月18日、中7週で迎えた28戦目は、草笛特別（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。