キネオイーグル（2011年生、母ブゼンキャンドル）

キネオイーグル（2011年1月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋鷲」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したブゼンキャンドルが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地13戦4勝2着2回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の八王子特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ジャパンフードビジネスによって1,890万円で落札された。

高柳瑞樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

7月6日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したウラレナに3/4馬身届かず2着となった。

8月23日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったザンブローネに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るライヨールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2015年）

1月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のシェーンメーアに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月15日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトーセンハルカゼを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

6月13日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の八王子特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のロワジャルダンを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月4日、中2週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白川郷ステークス（中京ダート1800m 小雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

10月4日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた11戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2016年）

1月23日、中7週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下のアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、東京中日スポーツ弥生杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

6歳（2017年）

2月3日、約11か月半の休み明けで迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、「ご縁の国しまね」特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の梅花賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月14日、中3週で迎えた18戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた19戦目は、橋本七夕まつり記念（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルバースデー賞（大井ダート2000m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた21戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般A2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた23戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた24戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、安芸の野良時計特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、黒尊渓谷特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。