マコトサンパギータ（2008年生、母マコトマンリョウ）

マコトサンパギータ（2008年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋茉莉花（タガログ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したマコトマンリョウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大成牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着9回。主な勝ち鞍は2012年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

13歳のとき、ディアマントから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、森本スティーブルによって110万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月7日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

11月27日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたスターコレクション決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3歳（2011年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月27日、中6週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったカレンミロティックにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったムーンリットレイクに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したヒラボクビクトリーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロッセに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンリップルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月5日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったナリタプラチナに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月17日、中5週で迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の小倉城特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったマイネルガヴロシュにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

2月11日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシーキングフェイムをアタマ差振り切って制した。

3月25日、中5週で迎えた18戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

9月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた23戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の粟島特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の三春駒特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

5歳（2013年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったローゼズガーランドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月14日、中7週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったゴットラウディーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた29戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた30戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。