エフテービーナス（1999年生、母イワキテスコ）

エフテービーナス（1999年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時20歳）と交配したイワキテスコが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大崎牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方26戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般D4-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大崎牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、深野茂雄によって273万円で落札された。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月13日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（2002年）

3月24日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

6月30日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったディナーサンライズから3馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた12戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた13戦目は、一般C4（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた14戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた15戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた16戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村芳晃騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（2003年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は早川順一騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月1日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C4 C5（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般C4 C5（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月23日、中4週で迎えた22戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートロゼから1馬身半差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた23戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた24戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月31日、中2週で迎えた28戦目は、一般D4-2（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のタカワシをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

8月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般D3-3（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミナミワイスから2馬身半差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般D3-3（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた32戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた33戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

5歳（2004年）

1月12日、中7週で迎えた34戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月2日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた36戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月13日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。