マーティンジーン（2008年生、母フサイチビューティー）

マーティンジーン（2008年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名＋人名。父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤコジーン（当時12歳）と交配したフサイチビューティーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は佐藤鉄也。戦績は、中央平地17戦0勝、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年のゴールデンホース賞(一般C1 C2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤陽一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大戸志浦によって420万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月22日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3歳（2011年）

2月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月19日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた8戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

6月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

8月6日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、6着に入り込んだ。

9月4日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（10戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

12月14日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月2日、中2週で迎えた19戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るガイエスブルクを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月24日、中2週で迎えた20戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエナモラードに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月9日、中1週で迎えた21戦目は、寒明け賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったリアライズトロイカを3/4馬身捉え切れず2着となった。

3月16日、中4週で迎えた22戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ブライトネスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月13日、中3週で迎えた23戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したジパングファイターにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、スターライト特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったサイレントドンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、長月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、シルバーブライドル賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月6日、中4週で迎えた27戦目は、霜月特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた28戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（7戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。