カスミノモリ(2020年生、母オノユウ)
Kasumino Mori
2020.05.02
カスミノモリ(2020年5月2日)は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド(当時10歳)と交配したオノユウが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。2023年の雨月賞に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、オリオンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上卓史によって451万円で落札された。
角川秀樹厩舎(北海道)へ入厩。
2歳(2022年)
5月12日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ(門別ダート1100m 晴/良)に出走。馬体重は464kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。
6月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ(門別ダート1700m 曇/重)に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手(1戦0勝)。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。
6月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ(門別ダート1700m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手(2戦0勝)。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイガーチャージに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
7月21日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、2歳(門別ダート1700m 晴/重)に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手(3戦0勝)。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。
9月8日、中6週で迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳(門別ダート1500m 内回り 晴/良)に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリッキーナイトに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
9月28日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ6(門別ダート1700m 晴/稍重)に出走。鞍上は阿部龍騎手(4戦0勝)。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るラッキーストーリーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。
10月27日、中3週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ10(門別ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は桑村真明騎手(1戦1勝)。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。
11月9日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ12(門別ダート1700m 晴/稍重)に出走。鞍上は阿部龍騎手(5戦1勝)。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。
3歳(2023年)
1月10日、中8週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別(浦和ダート1400m 晴/良)に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。
2月14日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦の若盛特別(浦和ダート1500m 晴/不良)に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手(1戦0勝)。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。
3月21日、中4週で迎えた11戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳(浦和ダート1500m 曇/稍重)に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。
5月3日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦の稲苗月特別(門別ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は阿部龍騎手(6戦1勝)。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。
5月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳オープンの雨月賞(門別ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は桑村真明騎手(2戦1勝)。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のズンガリプテルスに1馬身の差をつけて勝利をモノにする
7月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、星の降る里・芦別健夏まつり特別(門別ダート1700m 曇/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手(3戦2勝)。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。
8月8日、中3週で迎えた15戦目は、新冠・新ひだか2デイズ特別(門別ダート1700m 曇/重)に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手(4戦2勝)。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。