パンテオンシチー（2001年生、母ノーブルシチー）

パンテオンシチー（2001年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「古代ローマの神殿＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のカーネギー（当時10歳）と交配したノーブルシチーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は井本文雄。戦績は、中央平地9戦1勝、地方4戦0勝。2004年のジューン特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月25日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセクシーシューズを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

6月21日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、ジューン特別（高崎ダート1500m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月4日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2005年）

3月13日、約6か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月10日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

5歳（2006年）

2月19日、中9週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた10戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月30日、中4週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6歳（2007年）

1月11日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月28日、中6週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、市川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。