クリノカグヤヒメ（2014年生、母スマートカスタム）

クリノカグヤヒメ（2014年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋物語の登場人物名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローエングリン（当時15歳）と交配したスマートカスタムが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の一般C17。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッドセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって432万円で落札された。

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

3歳（2017年）

3月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、アフェクトダンサーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

10月25日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた12戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた13戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

4歳（2018年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

1月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のキスインをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月14日、中1週で迎えた19戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた20戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るフレンドリーナイトを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月2日、中1週で迎えた21戦目は、大桑川特別（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（5戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5月23日、連闘で迎えた23戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（7戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、庄司裕太名古屋競馬初参戦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた25戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（9戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた27戦目は、嵯峨中ハンド部六人衆遠征記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（11戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた28戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（12戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた29戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、名古屋モーニングフィーバー12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた30戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた32戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。