タケルラムセス（2012年生、母ヒシピナクル）

タケルラムセス（2012年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したヒシピナクルが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。主な勝ち鞍は2016年の2016ワールドオールスタージョッキーズ第1戦(500万下)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るオケアノスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月5日、中4週で迎えた2戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のジャズファンクを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

1月18日、中1週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

3月8日、中6週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月11日、中4週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

9月21日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4歳（2016年）

1月17日、中2週で迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず13着に敗れた。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦2勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた13戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

7月9日、中9週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の2016ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアグリッパーバイオに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月24日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

12月4日、中9週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5歳（2017年）

1月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

3月5日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北斗特別（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月19日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で勝浦正樹騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた26戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

11月18日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6歳（2018年）

2月11日、中6週で迎えた29戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（9戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

11月3日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。