カネツビューティー（1994年生、母ハイビューテイ）

カネツビューティー（1994年5月29日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時14歳）と交配したハイビューテイが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1997年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

2月23日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月2日、連闘で迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したラスターゲインを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイジョウにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

8月2日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトキノアルメニアに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた11戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

9月14日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4歳（1998年）

3月15日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた16戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。