ニシノエメラルド（2004年生、母アファフ）

ニシノエメラルド（2004年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋５月生まれなので誕生石より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したアファフが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地5戦0勝2着1回、地方27戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年のふよう特別(一般B2-1)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月10日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2007年）

1月7日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したケルティックハープを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中6週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月25日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

10月8日、中5週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

4歳（2008年）

1月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、福梅特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた7戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた9戦目は、珠洲焼杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた10戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた11戦目は、桜草特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた13戦目は、つばた馬杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた15戦目は、しょうぶ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた16戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で沖静男騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた17戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトミノプリティー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマヤノトップスコアに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月11日、中1週で迎えた19戦目は、百日紅特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた20戦目は、ふよう特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして、最後は2着のテンエイカムカムを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、テンエイカムカムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた22戦目は、萩の花特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく最後はエーシンレーサーズと並んで7着同着となった。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、秋桜特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、八才場友の会杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラシーザーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、はまぎく特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた26戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、第2戦「イーバンク銀行賞」（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた27戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、KTKは「一発逆転」で賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた28戦目は、山茶花特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた29戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

5歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた30戦目は、地方競馬予想屋君Max記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月3日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた32戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、春風特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。