ユウギリジョウ（1997年生、母アトムジョウ）

ユウギリジョウ（1997年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルション（当時16歳）と交配したアトムジョウが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、セントラル・スタッドから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月26日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた3戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月16日、中1週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての14番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクジャッカルに交わされて4馬身差の2着となった。

9月2日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のライクリーティナをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月16日、中1週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4歳（2001年）

6月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた13戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

7月29日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5歳（2002年）

3月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に終わった。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた17戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた18戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい18着に終わった。

6歳（2003年）

4月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般G（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた20戦目は、一般G（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般G（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川文貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったワイビーサーフから1馬身半差の2着に敗北した。

6月8日、中2週で迎えた22戦目は、厩舎団地の皆さん応援特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川文貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般G5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川文貴騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のレオベンチャーに4馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月27日、中4週で迎えた24戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般G1（高知ダート1300m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月7日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた25戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般G1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた26戦目は、一般G3（高知ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は古川文貴騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般G1（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般F6（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般F5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイクプリンセスから5馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般F3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。