コスモアオイ（2010年生、母マイネシャローナ）

コスモアオイ（2010年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋蒼い」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時13歳）と交配したマイネシャローナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は474kg。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

3歳（2013年）

2月10日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月7日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトクロッカス特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた6戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したスマートジュメイラを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中0週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボールドタイドに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアキーパーに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホーリーナンバーに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオープンスタンスに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップグレープ賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップシークワーサー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったクレアトーレを半馬身捉え切れず2着となった。

11月1日、中9週で迎えた14戦目は、田中雅生さん還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。