エビスグリーン（2002年生、母エビスマライア）

エビスグリーン（2002年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋緑」。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したエビスマライアが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）恵比寿牧場。戦績は、中央平地8戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

1月23日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフォレストに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4歳（2006年）

4月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

5歳（2007年）

3月17日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

6月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

7月31日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、アーバンステージ文月賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

9月29日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。