スロクスザンナ（2004年生、母スロクチグサ）

スロクスザンナ（2004年3月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋オペラ『フィガロの結婚』の登場人物名」。毛色は芦毛。種牡馬のフィガロ（当時9歳）と交配したスロクチグサが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方14戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

2月24日、デビュー戦は小林慎一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたジャックローズ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月5日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったカーデナルポイントに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンライトプリティを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

4歳（2008年）

2月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月20日、中9週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、スピカ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた13戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた14戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた17戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた18戦目は、ペリドット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた19戦目は、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定戦の伏姫特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた22戦目は、佐倉牧特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月29日、連闘で迎えた23戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定戦のアンドロメダ賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月7日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、イーバンク銀行IN川崎賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。