バードオブワンダー（2006年生、母ナリタレッドバード）

バードオブワンダー（2006年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「不死鳥」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したナリタレッドバードが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の4歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中元寿から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、社台コーポレーションによって420万円で落札された。10歳のとき、本桐牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。14歳のとき、エレガンスから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

4歳（2010年）

1月18日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のメモリーサブロックをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、一般C3九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月31日、中5週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。