コスモミカエル（2007年生、母イガノミッシェル）

コスモミカエル（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天使名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時8歳）と交配したイガノミッシェルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中央牧場。戦績は、中央平地14戦2勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中央牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって262.5万円で落札された。

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月14日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。馬体重は498kg。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディアビリーヴを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

3歳（2010年）

5月30日、約6か月の休み明けで迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月1日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では圧巻の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月28日、中3週で迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露し、最後はシルクドミニオンと並んで3着同着となった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシャインエフォートに1馬身の差をつけて制した。

4歳（2011年）

3月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

5月14日、中7週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月6日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、オパールスター賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた14戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドルフィンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って優勝

12月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5歳（2012年）

1月21日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。