オースミラバー（2008年生、母ピースオブピース）

オースミラバー（2008年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋恋人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時10歳）と交配したピースオブピースが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡厚真町、生産者は阿部栄乃進。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方15戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2011年）

1月15日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

6月11日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、6着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず16着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アメイジングアスクに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

10月14日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた10戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドゥーアップを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

12月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクレバージブラルに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2012年）

1月2日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた14戦目は、ふくじゅそう賞（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月21日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた18戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた19戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、猊鼻渓舟下りレース（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた20戦目は、一戸まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、盛岡秋まつりレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた22戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、iちゃんねる賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた23戦目は、久慈地方産業まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた24戦目は、もりおか短角牛レース（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、外山・藪川そばレース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、後三年合戦レース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。