ミニスタービーン（2009年生、母コスマグレース）

ミニスタービーン（2009年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宰相＋冠名（豆）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時6歳）と交配したコスマグレースが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方21戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月3日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトアネモネ特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた4戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C3三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C3二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3三（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で平原透雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したリュウノツヨシに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月19日、中6週で迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で平原透雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平原透雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平原透雄騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイチャリアットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平原透雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたニックバイエフオー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

12月26日、中1週で迎えた15戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るクロコサイレンスを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2013年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は平原透雄騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったニホンピロルノンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたトウショウラダー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月14日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、やまぶき賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月24日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のデンコウタフネスをクビ差振り切って3勝目をマークした。